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古代マヤ文明。神々への奉納や儀式で使用するカカオ豆を乾燥させ、粉状にし、飲み物や食べ物にした「神々の食べ物」がチョコレートの起源とされています。
16世紀、スペインによる新大陸探検にともないヨーロッパにもたらされましたが、現代のチョコレートとは異なり、水とカカオパウダーを混合した苦い味でした。17世紀に入ると、砂糖やミルクにより甘さと濃厚さを引き立てる製造法が開発され、1875年に初めて板状のミルクチョコレートが作られました。
チョコレートを作ったことはありますか? まず、乾燥させたカカオ豆を購入しましょう。フライパンで炒って焙煎し、一粒づつ殻や胚芽を取り除きカカオニブにします。ここまでで約1時間。次にカカオニブをすり鉢でひたすらすりつぶします。使用する物にもよるでしょうが半日ほど作業しても砂糖ほどの粗さが限界でした。とても苦くてまずいので大量の砂糖を投入し、冷蔵庫で固めます。できたものは、良く言えばナチュラル、素材の味わい。言い方を変えれば労力に見合わない味。製菓会社のチョコレート見事です。
チョコレートはカカオ豆由来の成分の含有量によって、ダークチョコレート、ミルクチョコレート、ホワイトチョコレートに分けられます。ホワイトチョコレートは乳白色のココアバターを使用しているため白い色をしています。
最近見かける、赤味のあるルビーカカオ豆から作るルビーチョコレートは、着色料やフレーバーは使用していませんが華やかなピンク色です。ブロンドチョコレートは、ホワイトチョコレートを通常より長く加熱したものです。第4のチョコレートで検索すれば、どちらも表示されますよ。