令和4年度を迎えて
令和5年度は京臨技理事について改選は無く、昨年度に引き続き同じ顔ぶれの理事で活動をしてまいります。
新型コロナウイルス感染症が5類扱いとなり、今年度は色々と事業展開をしていきたいと思います。ただ、コロナ禍で進んだWebを利用した参加形態も一部では残すことにより、子育て世代や、遠方の会場で参加しにくい方などの参加ができるような形態もとりたいと思います。その他、学術事業や衛生思想事業につきましても各研究班、関連団体と協議しながら計画通り事業を進めてまいります。多くの会員の皆様に参加いただきたいと思います。
精度管理事業では今年度も引き続き京都府医師会と連携を取った精度管理事業が計画されており、京都府内での臨床検査の精度保障のためにも各施設参加いただきたいと思います。そして、新入転入会員研修会も開催を予定しており、新しい技師の仲間たちにも京都府の技師会の活動を知っていただく機会を設けます。また、毎年2月23日は京都医学検査学会の日と定め今年度は第4回目となりますが、若い技師たちを中心とした学会運営と発表の場にしていきます。
2019年から施行された「働き方改革関連法」に関して、医師への適応も2024年4月より開始されます。これに伴いタスクシフト/シェアに関する厚生労働大臣指定講習会を本年度も継続して開催し、講習会回数も2か月に一度のペースで行えるように考えています。臨床の場で臨床検査技師が行える行為が広がることで活躍できる技師を増やしていきたいと考えています。
昨年度は京臨技が創立から70周年の節目を迎えることができ、これに伴い記念誌の発行を行います。そして今年度は71年目の新たな年として進んでいきたいと思います。行政関連や京都府内の医療系団体の皆様及び、近畿圏の各地臨技の皆様ともつながりを強化し、ともに協力しながらコラボ企画なども行えたらと考えています。皆様どうぞ宜しくお願い申しあげます。
令和5年6月 吉日
一般社団法人京都臨床検査技師会
会長 江口 光徳