ライブラリー

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心を込めて練ったお濃茶を、お客様へお出しする緊張の瞬間です。

  

皆様にも、新型コロナ感染症の流行で、諦めたイベントはありませんか?
私にとっては、茶道のお稽古もその中の一つです。

一般的にイメージされるお抹茶というと、表面にふわっとした泡がある薄茶にあたりますが、茶道ではお茶というと、主に「お濃茶」を指し、数人で回し飲み、お茶碗は手渡しで頂くのが一般的な作法です。

このコロナ禍で回し飲みと手渡しは・・・となりますよね。

 

 

お茶は中国より伝来し、時代を経て、千利休が茶の湯と言われる文化(茶道)に大成し、現代に至ります。

その中で、「茶事」と呼ばれるイベントは、お濃茶を美味しくいただくためのもの。

亭主(招く側)は、懐石や酒、お菓子など、時候に合わせて取り合わせ、とっておきの茶道具も添えて、「おもてなし」します。

すべてはお濃茶を最高の状態で召し上がっていただくため。 日常のお稽古では、主に茶事で行うお点前を練習しますが、お濃茶を美味しく練るにも練習が必要なのです。

 

実際に濃茶を練ってみましょう。(薄茶は立てる、濃茶は練る、と表現します。)

濃茶の分量についてインターネットで検索してみたところ、色々ありましたが、

一人前  抹茶 4gに対し、湯 30~40㎖が多いようです。

臨床検査技師としては、精度管理的には、電子天秤で抹茶4gを秤量、100㎖くらいのメスシリンダーで湯30㎖を計量、というところでしょうか。

お点前では、薬匙みたいな形状をした竹の茶杓を使って抹茶を3杓掬い、直径5㎝位の竹のお玉のような柄杓を使って、分量の8割程度の湯を注ぎ入れて練ったあと、もう一度残り2割の湯を注ぎ入れ馴染ませて完成です。

「一人分のお濃茶を練るのは難しい」と先輩方も仰いますが、文字にして納得です。

茶杓で掬える抹茶の分量は毎回違うのに3杓、柄杓から注ぐ湯は目分量。

抹茶の量に合わせて湯量を調整できるようになるには、練習しかありません。

 

あれ?回し飲みは??ですよね。

実際のお茶事では、お客様がお一人のみ、ということはなく、数人分を一碗に練ることが多いです。

抹茶はあらかじめ人数分を(茶杓で)計量して、茶入と呼ばれる入れ物に準備します。お点前では、お茶碗に3杓掬い出した後、残りを全部回し出しするため、茶量のバラつきは小さくなります。湯量も当然多くなりますが、相対誤差は小さくなるので、より安定した濃茶を練ることができると考えられますね。

練りやすい、ということは、美味しく頂ける、ということにもなります。

 

 

さて、一時的にお休みしていたお稽古も、感染対策を万全にして再開しました。

お家元が提示された感染対策のひとつに、お濃茶に関しては「各服立」を推奨されています。これは明治時代に流行り病(コレラ)が猛威を振るったことから、当時のお家元が考案されたお点前です。各々に一服ずつ(一人前)をまとめて練るので、感染対策としては最適ですが、前述したようにあまり美味しくない・・・

そこで、通っているお稽古場では、注ぎ口付の器を茶碗と見立て、数人前のお濃茶を練った後、小茶碗に分注する方法で頂いています。少し冷めてしまうのが難点です。

お点前としては本来の手順から逸脱しているのですが、他にも茶巾は毎回交換するなど、見なしでも行っていますので、一時的なものとしては許容範囲ではないかと思っています。

 

 

それにしても、このコロナ禍はいつまで続くのでしょう?

色々工夫しても、肝心のお濃茶が美味しく頂けなければ、楽しさも半減してしまいます。

コロナ禍が終息しても、以前のように回し飲みができるようになるのでしょうか?

特にお稽古を始めたばかりの方たちには、心理的に回し飲みは難しいでしょう。

時代とともに変わりゆくもの、として、お点前は少し変化するかもしれません。

それでもお茶を楽しむ心は変わらないでいたい。

いつかまた、美味しいお濃茶を手渡して頂ける、そんな日が戻ってくるのを心待ちに、文化を繋いでいきたいと思います。

 どうぞ、お召し上がりください。

和田 香織(宗香)

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【オープニング】BGM:JOY RIDE / 山弦

  

みなさん、こんにちは。ご機嫌いかがでしょうか?ラジオ・パーソナリティーのTAKIMOTOです。 「ポケット・ミュージック」、この番組は京都市上京区にある架空のラジオ局「FM KAMT(エフエム・カムト)」からみなさんの脳内にお届けする空想のミュージック・プログラムです。

 

 さて、季節は…秋もしんしんと深まって、いろんな音楽がしみる季節になってきました。なんかね、暗くなるのも早いですし。朝晩寒いですね。ていうか、もうすぐ冬ですよ!寒さが骨にしみる季節ですよ! 

 

 ということで、今日は僕の大好きなアーティスト、山下達郎の特集です。山下達郎といえば、最近のシティ・ポップブームで若い世代にも人気があるそうですが、今日は数々の名曲の中から、入門編的な感じで5曲選んできました。30分間、リラックスして楽しんでいただけるとうれしいです。

 

 【1曲目】MUSIC BOOK / 山下達郎”FOR YOU”(CD)

 【MC】BGM:祇園の恋(GION) / 山弦

 

 まず1曲目、1982年のアルバム「FOR YOU」からMUSIC BOOKを聴いていただきました。今日は山下達郎の音楽をお届けしております。 高校時代にこのアルバム「FOR YOU」が発表されて、当時は友だちのレコードをカセットテープに録音して聴いていました。以来40年、ずっと山下達郎の音楽とともに生きています(笑)。

 

 僕にとっての最高のエンターテイメントは、山下達郎ライブです。中学時代の音楽の先生から、「音楽は生で聴くのが一番、やっぱり生の演奏が最高」という教えを受けて、好きな歌や好きな音楽は生の演奏で聴くことを人生の目標にしています。 初めてのタツローライブは、1992年の大阪フェスティバルホールでした。それから新しいフェスティバルホール、びわ湖ホール、神戸国際会館、島根県民会館にも行きました。2016年3月にはロームシアター京都のこけら落としにも行きました。

 

 タツローライブは、始まった途端に総立ちになることもなく、音楽だけでガチにやるコンサートです。逆に、後半に盛り上がるコーナーもしっかりあって…LET'S DANCE BABYという曲があって、必ずライブの終盤に演奏するのですが、あのイントロが流れたら立ち上がって、2番の歌詞の♪心臓に…のあとに客が一斉にクラッカーを鳴らすのですが、あの瞬間が一番です。ライブは最高です。

 

 【2曲目】ドーナツ・ソング / 山下達郎”COZY”(CD)

 【3曲目】RECIPE (レシピ) / 山下達郎”SOFTLY”(CD)

 【MC】BGM:春(SPRING) / 山弦

 

 1998年のアルバム「COZY」からドーナッツ・ソングに続いて、11年ぶりのニューアルバム「SOFTLY」からRECIPE(レシピ)を聴いていただきました。

 ドーナッツ・ソング…ツイスト、ハニーディップ、エンゼルクリームのメニューが歌詞に登場しますが、みなさんはどんなドーナッツが好きですか?僕はオールドファッションが一番好きです。

 話は変わりますが、むかし、とある研修会のグループワークで、最初に自己紹介があって、「好きな音楽は山下達郎」という話をしたら、「さみしい男の人の歌、歌っている人ですよね」って言われました。ちょうど季節が12月だったので、クリスマス・イブの歌詞のことだったようです。♪きっと君は来ない、ひとりきりのクリスマス・イブ…。あれ、君は来なかった、と思って聴くと確かにさみしい男の人の歌ですけど…。実はあれ、君は来る、のです。だって、クリスマスは世界中で奇跡が起こります…。君は来る、と思って聴くと、決してさみしい歌ではないと思いますよ。

  

 【4曲目】クリスマス・イブ / 山下達郎” MELODIES”(CD)

 【5曲目】いつか(SOMEDAY) / 山下達郎”RIDE ON TIME”(CD)

 【エンディング】BGM:HARVEST / 山弦

 

 クリスマス・イブに続いて、1980年のアルバム「RIDE ON TIME」からいつか(SOMEDAY)を聴いていただきました。

 

 新型コロナウイルスは、社会の仕組みもヒトの心まで変えてしまいました。ごはんを食べに行ったり、のみに行ったり、家族や大切な人に会えなかったり…。でも、いつか、社会もヒトも、変わってしまったものが元に戻ると信じています。辛いことがあって、音楽がそれを救ってくれるとは思いませんが、音楽を聴いて癒されたり、元気をもらったりすることはあります。これからもそんな音楽を、このラジオで届けていきたいと思います。

 

 この番組では、みなさんからのお便り、リクエストをお待ちしております。番組ホームページからよろしくお願いします。次回のポケット・ミュージックは竹内まりやの特集です。 

  

 それでは、今日はこの辺で…じゃあまた、バイバイ。

(放送日:2022年11月XX日)

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「沖にウサギが走る」という言葉を聞いたことがありますか?

 

 幼いころ、父からよく聞いた言葉です。「今日は ウサギが走っているしアカンなぁ!」 海へ向かう道中、そんな時は決まって予定変更、船釣りは中止です。

 

 国道367号線で朽木村を通って303号線、27号線を経由して、県道を進むと小浜城跡あたりの河口に出ます。すると目の前に小浜湾がパッと開け、海が見えるポイントを通過します。 

 

 その一瞬、波の高さやうねりを確認するのですが、風が強い日は波の上部の水面がバシャバシャと白く跳ね、まるでウサギが走っているかのように見えます。その風波こそが「ウサギが走る」の正体です。いくら天気が良くても、沖にウサギが走っていれば船の運航にも影響し、釣りにならないような強風の目安です。

 

 さて、釣りは魚との駆け引き、緊張感、釣り上げた時の喜びや、心地よい疲労感もあり、とても楽しい遊びのひとつです。私たち家族にとっては、大切なコミュニケーションの時間でもあり、その楽しみをみんなで共有できたことが、ずっと心に残っています。

 

 父は他界していますが、85歳の母はいまだに「釣りに行きたい」と言うので、釣り堀や、レンタルボートを借りて海に連れていくことがあります。天気が悪くても、大波に揺られても、魚が釣れなくても、帰り道ではとても楽しそうに話をしています。孫に父との昔話を聞かせたり、海を眺めのんびりしたり・・・、きっと母にとってはとても贅沢な時間なのでしょう。

 

 私自身も50代になり、釣りが老後の楽しみの一つと考えるようになりました。コロナ渦の外出自粛期間を利用して、父と同じ1級小型船舶操縦士にステップアップし、大きな魚、おいしい魚を狙って少し沖合まで船を走らせています。

 

 スマホを「ポチッ」とするだけで、海のコンディションが簡単に予測できるようになった今でも、父から教わった「ウサギが走る」という言葉は、いつも海に行くと思い出します。その言葉は、家族をがっかりさせることなく、危険から守り、楽しい時間を過ごすための父の教えだったのかもしれません。

 

 私には家族との思い出がよみがえる瞬間があります。あわただしく過ぎてゆく日々、皆さんも、たまには思い出に浸る時間を作ってみてはいかがでしょう。

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「どんな色が好き?」「緑色が好き!」

 幼いころ、子ども番組でよく聞いた曲。風景画を描くのが趣味だった祖父の絵の具は、緑がすぐになくなっていたのを思い出します。そんな祖父の影響で、絵に興味をもつようになりました。もちろん観る方です。

 

 ピカソ、フェルメール、ルノワール....ここ2年、新型コロナウイルスの影響で中止になることもあった美術展、今年は関西でも多く開催されています。先日は、神戸で開催されている特別展「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」行ってきました。 

 はっと目を惹く壮大な滝の絵から始まり、まだ一部色が塗られていない未完成の絵、こんなに小さかったの!?と驚くようなサイズの絵、ルーペが必要なくらい細かく描かれた兵隊の列、閉館したら動き出していそうな鮮やかな人物画....美術展は堅苦しいイメージもありますが、描かれた背景に「どこかに出かけたい!」、「可愛い我が子を見て!」、「怠けずしっかり働くんだ!」、「勉強難しい!」....なんて、人間味溢れる作家の想いがあったと知ると、「分かるわ~」と勝手に親近感がうまれ、和みました。

 そして絵を観た後は、記念にポストカードを購入するのも楽しみのひとつです。ほとんどが人物画だった今回の特別展で惹かれたのは、結局、緑の多い風景画でした。

特別展「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」

 京都では、前から行きたかった場所を訪ねてみました。「京都府立陶板名画の庭」。美術展は開催期間が限られていますが、時期を問わず陶板画と建築を一緒に鑑賞できる場所がこんなに近くにあったなんて。写真を撮ったり、座って眺めたり、色んな楽しみ方がある中で、私も大好きな「糸杉と星の道」をゆっくり観て楽しむことができました。

京都府立陶板名画の庭

 次はどんな出会いがあるだろう、楽しみです。

 

 「どんな色が好き?」

 

 ふと気になって自分の色鉛筆を開けて見てみると、一番なくなっていたのは、「ピンク」。その次は「紫」........臨床検査技師らしいな。学生時代、たくさん描いた標本スケッチが懐かしく思い出されました。

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一般的にイメージされるお抹茶というと、表面にふわっとした泡がある薄茶にあたりますが、茶道ではお茶というと、主に「お濃茶」を指し、数人で回し飲み、お茶碗は手渡しで頂くのが一般的な作法です。

このコロナ禍で回し飲みと手渡しは・・・となりますよね。

 

 

お茶は中国より伝来し、時代を経て、千利休が茶の湯と言われる文化(茶道)に大成し、現代に至ります。

その中で、「茶事」と呼ばれるイベントは、お濃茶を美味しくいただくためのもの。

亭主(招く側)は、懐石や酒、お菓子など、時候に合わせて取り合わせ、とっておきの茶道具も添えて、「おもてなし」します。

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実際に濃茶を練ってみましょう。(薄茶は立てる、濃茶は練る、と表現します。)

濃茶の分量についてインターネットで検索してみたところ、色々ありましたが、

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茶杓で掬える抹茶の分量は毎回違うのに3杓、柄杓から注ぐ湯は目分量。

抹茶の量に合わせて湯量を調整できるようになるには、練習しかありません。

 

あれ?回し飲みは??ですよね。

実際のお茶事では、お客様がお一人のみ、ということはなく、数人分を一碗に練ることが多いです。

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それにしても、このコロナ禍はいつまで続くのでしょう?

色々工夫しても、肝心のお濃茶が美味しく頂けなければ、楽しさも半減してしまいます。

コロナ禍が終息しても、以前のように回し飲みができるようになるのでしょうか?

特にお稽古を始めたばかりの方たちには、心理的に回し飲みは難しいでしょう。

時代とともに変わりゆくもの、として、お点前は少し変化するかもしれません。

それでもお茶を楽しむ心は変わらないでいたい。

いつかまた、美味しいお濃茶を手渡して頂ける、そんな日が戻ってくるのを心待ちに、文化を繋いでいきたいと思います。

 どうぞ、お召し上がりください。

和田 香織(宗香)

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  • 休日の流儀 京都桂病院 横山 健輔

    ようやく休日を迎える。

    社会の荒波から解放され、クールな装いをしなくてもよい休日。

    なにも予定のない休日は珍しいのだが、最近はそんな休日の朝も早い。

    7時前にApple Watchの目覚ましが震え、家族に気付かれないよう起床。

    効果があるのかないのかわからないストレッチをしながら着替え、歯磨きを済まし、いざ外へ。約8年前の結婚式頃に購入した綺麗なランニングシューズが役にたっている。

    このままの生活じゃいかんと週に数回ランニングをしている。 とはいえ、たかだか5km 30分程度のランニングなのだが。

     

     

    止まりたいけどここで頑張って前に進まないとなー、ランニングって人生と似てるなーとかしょうもないことを考えながらランニング終了。朝のシャワーを済まし、朝ご飯を食べる。 そうこうしていると、2人の怪獣が2階から降りてくる。4月から小学生の長男とトイレトレーニング中の3歳次男である。起きてすぐゲームを始めるほどのゲーム好きだ。私たちゲーム好き夫婦の英才教育が効いている。

     

    怪獣達に朝ご飯を先に食べよと促し、食べ終わって着替えたら洗濯物を回す。

    妻が降りてくると男達3人のテンションはなぜか上がる。

    午前中に1週間分の買い物を済ます為に4人でドライブへ。

    休日において昼食、夕食の準備は私の役目である。

    日頃ワンオペ育児をして頂いている妻へのわずかながらの恩返しだ。

    私「さあ!今日は何食べたい?何でも言うてええで!」

    次男「パン!」 私「それは無理!」

    長男「お鍋!」 私「それは作り甲斐がない!」

    結局、揚げ物になることが多い。

    変わり種を頑張って作っても怪獣のどちらかに刺さらない。

    メニュー決めって本当に難しい。妻尊敬。

    午後は怪獣達とじゃれ合い。日頃のストレスが一気に吹き飛ぶ。 何歳までこれができるのだろうか、、、

     

    夕方から焦って夕食作り。包丁捌きもさまになってきた。

    以前は何時間もかかって作っていたのが懐かしく思い出される。

    楽しい夕食タイムが終わると男3人でお風呂に入る。

    防水スピーカーで音楽を流し、みんなで熱唱しながら入るのが楽しい。

    歯磨きを済まして寝かしつけ。

    2人にべったりくっつかれながら寝るのも短時間限定ならとても幸せだ。

    そして、寝かしつけが終わるのが夜の9時。ここからはようやく大人の時間。

    平日含め、毎日の日課が始まるが、ここからが忙しい。

    YouTubeの格闘技関連やゲーム実況など数チャンネル視聴。

    次にNintendo Switchの電源を入れ、スプラトゥーン3を30分程度プレイ。

    その後ポケットモンスターSVで遊ぶ。

    遊ぶと言っても真剣だ。ランクマッチといって、世界中のプレイヤーとランキングを競う。

    あらかじめ6匹のパーティーを組み、順位の近い対戦者とランダムで当たる。

    お互いのパーティーを見て、対戦に出す3匹とその順番を決める。

    1匹ずつ出していき、どちらかのHPが0になるまで闘い、勝ち負けが決まる。

    ポケモンと聞けば子供のゲームに思われるかもしれないが、戦術の読み合いが必要であり、なかなか高度な対戦ゲームである。それは将棋を連想させられるほどだ。

    2月は約35万人中59430位であった。これは自己最高位である。

    今後も順位を上げていけるよう全身全霊をかけて遊ぶ。

    ゲーム後は妻とアニメ鑑賞。数話見たところで就寝時間を迎え、楽しかった休日は終了する。

    明日からまた仕事か。また休日を目一杯遊ぶ為に頑張ろう。

  • お帰り キネマの神様 大阪医科薬科大学三島南病院 荻野和大

    コロナ禍の2020年5月頃、Facebookにて「7日間ブックカバーチャレンジ」なるものがありました。好きな本を1日1冊7日間投稿するというもので「本についての説明なしで表紙画像だけアップする」という企画でした。実は8冊投稿しました。

     

    ①「あと少し、もう少し」 瀬尾まいこ

    傑作中学駅伝小説(こんなところでうずくまっていなくていいんだよ、この瞬間もみんなと走っている。)

    ②「本日は、お日柄もよく」 原田マハ

    (愛せよ、人生において、よきものはそれだけである。)

    ③「十二番目の天使  The Twelfth Angel」 オグ・マンディーノ Og Mandino

    (毎日、毎日、あらゆる面で、僕はどんどん良くなっている。絶対、絶対、絶対、絶対、絶対、絶対、あきらめるな!)

    ④「つるべ・新野新の ぬかるみの世界」 笑福亭鶴瓶 新野新

    ⑤「ボックス」 百田尚樹

    (高校ボクシング小説)

    ⑥「燃えよ剣」 司馬遼太郎

    ⑦「移植医たち」 谷村志穂

    (アメリカの移植医療を学んだ日本人医師の臓器移植と命との向き合い)

    ⑧「風が強く吹いている」 三浦しをん

    (襷を繋ぐ大学駅伝小説)

     読書はあまりしない方だったけど、神戸や大阪に通勤するようになり、電車内読書が習慣になりました。最近、本を選ぶ決め手は本屋の手書きPOP(本屋大賞とか映画化など)。乗せられて買っています。

     「7日間ブックカバーチャレンジ」に投稿した「本日は、お日柄もよく」は原田マハに最初に巡り合い感動した作品で、ハマってしまい、原田マハの作品を沢山読みました。この作品が一番好きかも。 原田マハは、美術館勤務でキュレーターをされていたので美術館物や「楽園のカンヴァス」(ルソー)、「たゆたえども沈まず」(ゴッホ)、「暗幕のゲルニカ」(ピカソ)など画家をテーマにする作品は楽しく、作中の絵画にも興味が沸きあがりました。他には「翼をください」、「生きるぼくら」、「独立記念日」なども面白く読みました。中でもお気に入り作品「キネマの神様」が、山田洋次監督脚本で映画化されました。早速、映画館に観に行きました。内容は大幅に変更され全く違う山田洋次監督の「キネマの神様」に変わっていましたが、作品中の登場人物の映画愛は変わらず、とても楽しい映画でした。

     

     そして昨年、なんと小説「キネマの神様」を原作とした映画「キネマの神様」を原作とした小説「お帰り キネマの神様」が発刊されました。小説の内容は映画の展開と同じでしたが、映像とは違う文章として面白く表現された作品でした。こんな小説があるのが楽しい。 流石、原田マハです。

     今まで司馬遼太郎や宮田輝、池井戸潤、百田尚樹等、そして原田マハの殆どの作品を読みました。さて、次に僕の心を躍らしてくれる作家は誰になるのでしょうか。

     

     通勤電車読書ができるのもあと一年ですが、もっともっと楽しみたいと思います。明日も本屋に行きます。

  • 60の手習い 京都民医連中央病院 施設課 林 孝俊

    2023年9月で定年となり、36年携わった仕事を離れました。それも病理どころか、臨床検査からも離れています。

     

    その後どうする?色々声をかけてもらったり、誘って頂きましたが、結局、病理よりもさらに裏方のお仕事となる病院施設全体の維持管理をする「施設課」で働こうと決断しました。 周囲からは「作業服が違和感!」、「キャリアがもったいない!」、「あんな大変なところに、なぜ?」とか言われてますが、毎日新鮮で緊張しながら働けてます。 

    当初は知らない単語が毎日20個くらいある、新入職員状態から始まりました。例えば:ローデンハッポウ、ヒハツデンゲン、グリストラップ、キュービクル、ホスピタルブランケット、インターロッキング… 臨床検査技師の皆さん、いくつわかりますか?

     

    体力的には、久しぶりに脚立に登ったりで、当初は毎日筋肉痛との闘いで、まるで高校1年生が運動部に入部したてのような状態でした。

    消防署の立入検査前には、全館の消防設備の事前点検のために、院内をくまなく2回歩き回った結果1.5万歩になりました。

    院内の行ったことのなかった場所(例えば、病棟の汚物室とか)にもたくさん行きました。 渡されているグランドマスターキーは、病院内すべての鍵が開けられます。(失くすと院内全鍵交換で1000万円以上)

    あとは各種メンテナンスが莫大にあります。電気、給水給湯、排水、排水中和装置、汚水、医療ガス、液化酸素、非常用発電、セキュリティシステム、消防防災…

    加えて突発的な故障への対応、マセレーター故障、自動ドア誤作動、ベットリモコン断線、エアコン異音、病室コンセント破損、漏電対応…

    外構部分の植栽管理では、全て委託すると高額なので、灌漑設備管理、立木の剪定、草刈、芝狩り、サッティング、土入、除草剤散布、球根植付などなど

    これも敷地が広いので結構大変です。

    これら動のお仕事に加えて、残念ながら、静のお仕事もたくさんあり…

    法定設備点検、消防署への届出、京都市クリーンセンターへの廃棄物報告書など

    会議用のエネルギー使用量や廃棄物量の資料作成

    「ごみの捨て方」院内周知の為におしらせの作成、定期的な「施設課News」作成

    それに加えて今の時期は、来年度予算申請があり、稟議書作成も2~30枚書かねばならず、

    金額も病理時代に比べて10~20倍になってます。

     

    ともあれ、新しい環境で緊張しながら対応に難渋する困難な場面も多くありますが、新鮮でそして楽しく働けています。

    これを書いている今日も、職員出入口に4か国語対応の「STAFF ONLY」を貼り、マセレーターが故障したので業者さんを呼び、大型ゴミで出されたステンレス棚を改造し倉庫に入れたり、化学療法室のワゴンのネジを探し取付けて、労働安全委員会のラウンドで設備棟と屋上のは非常用発電施設を案内し、医療安全委員会に出席し地震の影響を報告し、HCUの自動ドアが故障したので業者さんを呼び、夕方になりました。

    明日は大型ゴミ回収用に8tコンテナ設置しているので、朝から病棟の移動シャワーベットを積込みます。

     

    こうやって、身体が動くうちは、まだまだ頑張ります!

    写真は、剪定した立木(ウバメガシ)です。初心者の割には上手くできてると自画自賛。

     

     

  • 思うままに 湯浅宗一

     2011年3月11日金曜日14時46分18.1秒、マグニチュード9.0の東日本大震災が発生しまた。あれから12年。まさに光陰矢の如しです。思い起こせば、地震が起こった時間に京都駅に向かう市バスに乗っていました。いつもなら最終の新幹線で向かうのですが、その日に限っていつもより早く向かっていました。というのは、翌日の理事会資料に関する検討を日臨技事務所で行う予定だったからです。バスの中は静かでは誰も地震の発生の話をしていませんでした。携帯では大地震発生、大津波警報のニュースは文字で出ていましたが、その時はそれ程とは思っていませんでした。

     

     新幹線改札口は大混雑で駅員が「新幹線が止まっています。再開の見込みはありません‼」「払い戻しはこちらの窓口へ‼」と声をからしていました。この様子を見て、地震が起こると電車は大変だなと思う程度の認識しかありませんでした。現在ならスマホで映像を確認して事の重大さがいち早く理解でき、それなりの対応ができたのではないかと思います。 その日は、とにかく何とかして日臨技事務所へという思いだけで、理事会が中止になることは全く考えもしませんでした。東京在住の理事や事務所に様子を伺おうと電話をしましたが、一瞬は繋がるのですがすぐに切れてしまう状態で全く様子が分からない状態でした。新幹線が駄目なら飛行機でと考えて一時空港に向かおうと考えました。そのうち事態の重大さが少しずつ理解でき、新幹線も飛行機も無理なことが分かりました。あきらめて帰宅途中に明日の理事会中止と各理事の安否確認の連絡が届きました。私は在来線には乗っていましたので帰宅も容易でしたが、すでに新幹線、飛行機等それぞれの交通機関を利用して向かっている多くの理事は帰宅までが大変だったと後で聞きました。

     

     帰宅後TVで何度も押し寄せる津波、地震により高層ビルがしなっているのを見るとただただ自然の力の凄まじさを感じました。津波により船、家、車が流されていく様を映像が克明に映し出していました。何度見ても胸が詰まるばかりで、亡くなられた方、行方不明の方々の数が時間の経過とともに増えていくばかりでした。そのうち映像の悲惨さにTVを見るのを止めてラジオだけで情報を得るようになりましたのは神戸での震災時と同じでした。震災に遭われた方全員が一日も早く元の生活に戻れるようにと願うばかりです。

     

     その後も地震、豪雨、洪水等の自然災害が毎年発生していますが、その度に、それに備え、耐えるだけの知識と技術を身につけていることが必要であると感じるようになりました。 このようなことから、我が家では非常食など必要なものがいつでも持ち出しできるようにリュックに詰めて置いています。水や食料品など有効期限のあるものは期限内に使い、その都度補充をするようにしています。しかし、このリュックを準備したものの、持ち出すことのない日が永遠に続くことを願うばかりです。

     

     いざというときに迷うことなく動けるように、事前に、必要な知識を得てその対応方法を準備しておくことの大切さを改めて思っています。

  • ただいま半農半X生活。 白波瀬浩幸(京都大学医学部附属病院/しらはせ農園)

     半農半X(はんのうはんエックス)は、農業と何かを組みわせたライフスタイルで、僕の場合はX=臨床検査技師となる。もともと京都府綾部市出身の塩見直紀氏が1990年代後半ごろから提唱し始めたものである。(本題には関係ないが、塩見さんと京臨技の滝本寿史理事は同級生!)

     2022年3月に定年退職して、いままで兼業農家であったものをもう少し農業比率を高めていこうとしていて、自宅の裏の耕作放棄地を新たに購入、開拓して果樹栽培を始めた。

    白矢印:自宅、黄矢印:果樹栽培始めた土地

     

     耕作放棄地の開拓は、想像以上に大変で、いきなり土地を購入したことを後悔するところから始まる。「後悔先に立たず」なのである。テレビ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』のDASH村のノリで荒地を自らの手で農地に変えていく作業からはじめた。まずは草を刈り、木を伐り、木の根っこを掘って取り除き、大きい石もコツコツと集めて取り除き、壊れた小屋の残骸を片付ける。そのあとトラクターで浅く耕して、ゴロゴロ出てくる石を拾い集めて一輪車に載せて何度も敷地の端っこに運ぶ。そして再度トラクターで耕運して、また石を拾う。それから畝を立てて植える苗の区画を作る。その次は金網の防獣フェンスを張り巡らし、その上に電気柵を取り付けて、なんとなく農園の見映えとなった。荒地の開拓を始めた頃に、自宅庭から農地まで最短距離で渡れるように橋も取り付けた。

     土地を開拓して農園に

     自宅庭から農地へ渡る橋(2022年夏)

     

     コメ作りは40代からやってるけど、果樹栽培はまったくの素人。師匠はYouTube なので、うまくいくかどうかは知らんけど。植えた苗は主に葡萄で、藤稔、シナノスマイル、シャインマスカットの3品種。ラズベリーとブルーベリー、栗の木も植え、小さい家庭菜園スペースもつくる。ちなみに、葡萄は5年後に収穫できる予定で、ラズベリーやブルーベリーは3年後くらいかと期待を寄せている。一応、1年目でもわずかに実をつけたけど、食するには実に微量で微妙である。

      上段:2023年初夏、下段:2023年秋

     

     そしてコメ作りは来年から4枚の田んぼを増やすことになった。旧実家からみえる小さな谷の7枚の田んぼはすべてを作ることになり、川合運動場の下にも2枚の田んぼがあるので合計9枚。小さい田んぼが多いので、総面積は7反くらい。ちなみに1反は10アール(1000平方メートル)。田植え準備や田植え、水の管理もたいへんではあるが、あぜ道の草刈りは、そりゃもう激務以外の何ものではないのである。稲刈りまでに5クールから6クールの草刈りをやるので、お手伝いのお申し出は大歓迎(笑)。稲刈りから乾燥、籾摺りの作業は、アウトソーシングなので、秋の作業は稲刈り後に、翌年の準備となる秋起こし、つまり肥料とアルカリ性の苦土石灰をまいて田んぼを耕運する作業となる。アルカリ成分は、稲刈り後の稲わらの腐熟を促進させて土の栄養にするため。この秋の作業が美味しいコメを作るために大事なのである。

    旧実家の庭から(2023年9月)

     葡萄が販売できるようになればわずかな収益を出すこともできると期待をするのだけど、農業収支はいまのところ赤字。なんで儲からない激務の農業をやるのか。それは、自然を相手にしているとメンタルにとてもいいし、医療関係以外のひととの交流ができることや頑張った分だけ成果(=おいしいコメの収穫)として返ってくるのでやりがいがあることも農業の魅力。それから草刈りで汗をかいた後のビールが美味いことはとても大事な要素である。赤字を補填して少しは生活費も稼ぎたいので、いまの半農半X生活はとてもいい感じなのである。地方へ行くと臨床検査技師を募集しても応募者がないという悩みをきく。自然がある、ネット環境が整っている、働く職場がある、の3拍子が揃えば田舎生活も悪くないと思うんだけど、こんな暮らしはどう?

     

    半農半Xの参考サイト:

    塩見直樹氏ホームページ http://www.towanoe.sakura.ne.jp/xseed/

    幸せ経済社会研究所ホームページ https://www.ishes.org/cases/2011/cas_id000025.html

     

  • 我が家の猫たち・・・ 宇治徳洲会病院 江口 光徳

    我が家には2匹の猫がいます。まだ若めのロシアンブルーの「マユ」、もうお年寄りの雑種の「ミヤ」、どちらもメスの猫たちです。ミヤは子猫のころや若い時は走り回っていましたが最近は年をとりゆっくりとのそのそ歩くか、ゆったり寝て過ごしています。

     

    マユはまだ若く俊敏な動きで素早く動けます。マユはなかなかのハンターで、庭で遊ばせていると、時々何かとハントして私たちに見せにきます。ある日はセミがやたら近くでミンミン鳴いてるなと思ったら、セミを捕まえてきて家の中に持ち込んでいました。

    ある時はトンボ、はたまたチョウチョなど、なかなか腕の良いハンターです。バッタをハントしてきた時は家の中に連れ込み前足でペンペンしてました。

     

    また、ミヤはおとなしく抱っこさせてくれるのに、マユは抱っこされるのを非常に嫌がります。ある日そばに寄ってきてすごくスリスリしてきたので、よしよしって抱っこした途端「シャーッ」・・・!なんというツンデレだ・・・。私や妻が抱っこすると「シャーッ」となるのにたまに帰ってくる息子が抱っこするとそんなに怒りません。

     

     

    なんでやねん、いつも世話してるの私と妻やんかい・・・でも疲れて帰ってきて、スリスリ寄ってきてくれるとほっこりします。

     

    あと、マユはすごく偏食で決まった餌しか食べません。チュールのコマーシャルを見て猫たちがぺろぺろおいしそうに食べているので、これをやってみたいとチャレンジするも完全スルー・・・。ミヤにもあげてみるとなんとこちらもスルー・・・コマーシャルみたいなのをやってみたいという希望はあえなく撃沈しました。ミヤはカツオのたたきが大好物で、よく食べます。食料品の買い物に行くとカツオのたたきが必ず買い物かごに入りますが、我々の食卓には出てこず、ミヤのえさになっています。いやー贅沢やな~と思いますがミヤには大サービスです。

      

     

    うちの妻は猫のデザインや、猫マークがついてるものをついつい買ってくるので、我が家には猫グッズなどであふれています。気づくと車にも猫マークが・・・小さいほうの車には猫の足跡マーク、大きい方の車には車種名の横にちゃっかりと猫が座っています。

     

     

     

     

     

    なにはともあれ、猫たちと楽しく過ごしている我が家でした。

  • 生涯スポーツの楽しみ方 京都工場保健会 今川 昇

     みなさん、大人になってからスポーツを楽しんでいますか?

     令和元年の厚生労働省の運動習慣調査では、(関心あるが改善するつもりがない)と回答した者の割合が最も高く、男性で23.9%、女性で26.3%です。

      反対に運動習慣改善の意思について、すでに取り組んでいると回答した者の割合は、男性34.3%、女性40.5%でした。約4割の方が何かしら運動をしていることになります。しかし、コロナによって、テレワークが増え、運動不足による健康リスクが高くなっていると言われています。

      

     生涯できるスポーツを継続するには、自分の興味や好きなスポーツを選ぶことも大切です。誰でもいつでもどこでもできる、気軽にできるのがいいですよね。ランニングや山登り、市民マラソン大会の参加やトレランなどに取り組んでいる仲間も多いです。

     

    私は、15年ぐらい前から【ドラゴンボート】というスポーツにはまっています。

     

    ドラゴンボート(龍舟)は、古代中国で生まれた世界最古の手漕ぎ舟の競漕といわれています。雨乞いや水神信仰などの農耕儀礼として行なわれた伝統的な龍舟競漕が、生活のイベントからスポーツ競技へと変わったのは1976年に香港で開催された『香港国際龍舟祭』からです。この大会をきっかけに『欧州選手権大会』などが誕生し、日本でも1988年に大阪で『日本国際龍舟選手権大会』が開催され、急速にドラゴンボート人気が高まりました。2002年には兵庫県相生市で『アジア選手権大会』が開催されたほか、東京都、大阪府吹田市、和歌山県、琵琶湖(滋賀県)など、各地で大会が開かれました。スポーツ競技化されたドラゴンボートは、競技人口が世界で約1,000万人と爆発的に増加し、アメリカ、カナダ、オーストラリア、またヨーロッパやアフリカ諸国など30ヶ国以上で世界統一規格のレースが行なわれています。(日本ドラゴンボート協会から引用)

     

    【日本代表選抜に向けて】

    2023年8月タイ・パタヤで開催される世界選手権の代表セレクションに昨年の12月参加し、所属チームから私含め6名が選抜されました。選抜されてからは月1回東京での合宿に参加し、平日も時間のある時にトレーニングを重ねてきました。

    大会が近づくとアンチドーピングのe-learningを受講しインターナショナルレベルアスリートのプログラムを終了する必要があります(一部のかぜ薬や漢方薬などは、ドーピング違反になり、発覚すると今後出場できない可能性があります)。

    ※合宿期間中もJADA(日本アンチドーピング協会)のチェックがありました。

     

    【第16回ドラゴンボート世界選手権】

     

    8月7日~13日 タイ・パタヤでドラゴンボート世界選手権が開催されました。私は、シニア代表として参加してきましたので、大会の成績と感想、タイの1週間を振り返りたいと思います。

      

    大会1日目 1,000m スタンダート

    スタンダートとスモール、ボートの大きさが違うので漕ぎ手の人数も違います。

    スタンダートは20人漕ぎ、スモールは10人漕ぎ。当然、10人漕ぎの方は速度が出ない分、しんどい・・・。

    今回、唯一20人漕ぎで出場したのが1,000mでした。20人で漕ぐと意外と早く終わります。(4分8秒)

     

     

    大会3日目 2,000m スモール

    日本ではこの距離の大会がないので、世界に出ないと経験しないレースです。

    1周1,000mのコースを2周します。舟を旋回(舵の腕が重要です)させるので、旋回の終わりかけからスタートダッシュを入れます(最後のターン後は根性です)。

    日本は、10:24:526で4位入賞しました。 (オールブラックスで有名なニュージーランド(全員が超屈強な人です)に競り勝ちました)

     

    大会5日目 200m スモール 5位入賞 タイム54秒471

    短距離レースは、ハイレートで漕ぎ続ける国が多い中、日本もスタートダッシュからミドルの切り替えをうまく繋ぐことで、入賞することができました。

    大会最終日 500m スモール 4位入賞 タイム

    シニア代表がもっとも世界と戦える距離と考え、代表合宿で何度もトライした種目です。

    過去の成績や各国の選手層、日本人の得意とする中距離の対応。グランドファイナルに最も近い種目が最終日でした。

    各レースは、予選レース、敗者復活、決勝レースの流れになります。

    予選レースの1位 もしくは2位で1番早いタイムの国は、いきなり決勝にコマを進めます。

    今回、500mで初めてファステスト・ルーザー(1番速いタイムの予選敗者)になり、いきなり、グランドファイナルに進むことができました。

    これは、本当に快挙です(シニアには休憩時間が大切)。

    この時点で、日本はメダル候補ということになります(プレッシャーが・・・)。

    決勝レース みんなの期待は、メダル獲得、大会最終日にふさわしい舞台が整いました。

    Attention Go いつも通りのスタートレート(1分間に110)で漕ぎ、3番目の順位で中盤を通過、ラスト100m、隣レーンのニュージーランドが接近していることに気づくが、ラストは少しレートを上げてゴー――ル!

    掲示板には、3位 JAPANと表示 日本のテントは大盛り上がりでしたが

    すぐに掲示板消え、4位に修正されました。

    鼻差で4着。

    結果は残念でしたが、このチームで戦えたことは誇りです。世界4位 

    チームで努力すれば夢はかないます。努力って裏切らないものと再認識しました。

    今回、84名で世界にチャレンジしました。

    何事もそのステージに立たないと次が見えません。世界の舞台を経験して、わすれものを取りに行く準備、チームを思う気持ち、あと1回ぐらいはがむしゃらに頑張ってもいいかなと思っています。

     

     

     

    みなさんは、どんなスポーツしていますか?

     

  • 通勤に娘がいる生活 丹後中央病院 園田 真之

     結婚する少し前に借り上げ社宅から追い出され、新居を探さざるを得なくなり、何かアクシデントがあっても、北部の町であれば全て1時間圏内で移動できる京都府北部のど真ん中の大江町に中古物件を購入しました。

     勤務先の丹後中央病院まで50kmで約80分、往復100km…!

     最初のころは良かったのですが、少しずつ少しずつ苦痛に感じだした頃に待望の娘が生まれました。

     妻の育休が終わりに近づき、私の職場の保育所に預けるのか、妻の職場の保育所に預けるのかを比較検討し、妻職場が満2歳までだったのですが、私の職場は満3歳まで言うことで、私と娘との通勤生活が始まったわけです。

      

    娘との通勤生活一年半で大変だったことは、

    ・チャイルドシートに載せるのに30分程の格闘

    ・大きなくしゃみが聞こえたと思ったら鼻水地獄

    ・抱っこ抱っこと延々泣き続ける

    ・途中でなんか熱いなと思ったら高熱が出ていてとんぼ返り

    ・帰りがどうしても遅くなり娘の食事が遅くなる

    ・理事会の際、預け先に苦労する

    ・研修会の座長をする為、どうしても預けられないので連れて行ったら一部から批判…

    などなど、他にも色々ありますが、痛いほどに世の女性の苦労が身に沁みました。

    web研修会でも、ぐずったり、邪魔されたり、勿論食事を作りながら食べさせながらと殆ど見る暇ないくらいみっちりと対応させられます。

     

     子育て世代がもっと気軽に研修会を受講できる何かいい方法ないものですかねー。

    何か案がありましたらお気軽に京臨技へお知らせください。

     

    ただでもやっぱり、娘との通勤生活は楽しいです。

     保育所に迎えに行った際の「お父さん!」と喜んで飛びついてきてくれる姿に癒されながら、諸先輩方の今を大事に!という言葉を嚙み締めつつ、娘との通勤生活も残り約7か月の間、楽しんで行こうと思います。

     

     

     

  • とある休日の一日 京都民医連中央病院 増田 信弥

     今日は休日である。やっとの休日である。それも待ちに待った休日なのです。

     最近、歳のせいか朝早くに目が覚めることが多くなっているが、今日ばかりはものすごく早く目が覚めた。子供の頃の待ちに待った遠足の日のようだ。

     

     集合時間に拾ってもらって現地まで2時間半、あーでもないこーでもないと話しているうちにすぐに到着。装備を整え、準備万端、いざ出陣!

     

     この季節の18時はまだまだ日が高い、毎日暗い部屋でプローブを握っている人間に容赦なく溶けてしまいそうな日差しが突き刺さる。その上完全に皮膚を覆った装備なので汗が半端なく流れ落ちる。このままではイケナイ!燃料を補充しないと!!クーラーボックスから1本2本とガソリンを充填する。戦場に到着するころには身も心も臨戦状態となっていた。

     

    「じゃーそろそろはじめてくださーい」突撃の合図が下った。 よっしゃーやるぞー

    …じりじりとした日差しが照り付ける下、やはり出だしは敵もさるもので、注意深くこちらの出方を見ている様だった。こちらも色々な駆け引きを行ってはみるものの、全くと言っていいほど反応がない。まるでこちらをあざ笑うかのように深く静かに潜行しているのだろうか。長期戦になりそうだ、さらに燃料を補充し、いざの時に備える。と、その時!!

    「まだ活性が低いねー 昨日も20時くらいからボツボツきだしたから、きょうもそれくらいかなー」なんと、まだ戦いまでにかなりの時間があるではないか! もうすでにいっぱいになった燃料タンクからは膀胱をノックする音が聞こえてきているというのに…汗  

    ロング缶にしなきゃよかったなどと反省しながら、何とか仕切り直し、その時を待つ。遥か向こうに陽が沈むのが見える。戦いのライトに灯が燈された。ようやくその時が近付いてきたようだ。

     すると、急にあちらこちらでロッドがしなりはじめた、忙しくリールを巻く音が聞こえる、“始まった“と思ったその瞬間、手元に感覚があった、水深40メートルからの反応だ。一瞬で反射的に体が動く、ロッドを立て一気に引き上げる。”逃げるなよ“と思いながら慎重に、そして素早く巻き上げる。カラフルなおもりの先のエギに白いものが絡みついている。

    海面から出てきた瞬間、奴はあちらこちらに塩水をまき散らしながら、まるでこちらを狙っているかのように海水を吹き付ける。そんなことはおかまいなく、引っこ抜く様に船内まで引き上げる。記念すべき第1号の瞬間であった。ゲットだ! 生まれて初めてイカを仕留めたのである。

     

    しかし、感動に浸っている暇はない、引き揚げたらすぐに次の戦いが待っている。何度も何度もしゃくって誘ってステイして…海中との駆け引きは数時間にも及んだ。

    そして0時を回る頃、ようやく全ての戦いが終わった。

     

     家に帰りついた3時過ぎ、心地よい疲れから気分よく熟睡できたいい休日でした。

     

    えっ?!これだけのイカどうしたのって?

    フフフ… それは 沖漬け にして頂きましたぁ(^^)/

    沖漬けのたれ(酒 みりん 醤油を1:1:1~1.5。酒 みりんを煮きって、しょうゆ混ぜて1晩以上寝かせたもの)をジッパー付き食品保存袋に入れて、そこに釣れたイカをそのままぶち込んで、2.3日漬けこんでおいて出来上がり。念のため1杯ずつ冷凍しておけば長持ちするし、アニサキスちゃんも安心ですからね(教えてくれたSさんTさん ありがとうー)。

     

     ホントは塩からも作りたかったけど…真イカばかりだったからまた今度かな。

    暫くは酒の肴に困りませんといった困ったことになりそうです(笑)

     

     

     

  • 京都ブラック~ちょっと気になるとっておき~ 京都和光純薬株式会社 中村 和彦

     最近の食文化のブームによって全国各地の有名なラーメン屋さんが雑誌・TV等で紹介されております。なかでも旭川・札幌・喜多方・東京・横浜・和歌山・徳島・尾道・博多・熊本・家系といった全国各地の有名なラーメン店は度々見受けられます。

     

     京都にはそれらのような京都固有の独特な代表的な京都ラーメンというものは無く、全国各地のラーメンの特長を俗にいう京風にアレンジした店が数多くあります。

     京風と言えば薄味といった印象がありますが、実はそうではなく結構パンチの効いた店が主流です。ベースとなるタレは主に醤油ですが塩・味噌なかには白味噌や酒粕を使った店もありバラエティーに富んでいます。麺は細直麺が主流で、中麺・太麺・ちぢれ麺や卵麺と豊富であり、自家製の麺から仕込んでいる店もありそれぞれ店の工夫が感じられます。スープも鶏ガラ・鶏ガラ醤油・豚骨・豚骨醤油・豆板醤や数多くの香辛料を使ったスパイシーなものや、口から火をふくような激辛もあり、魚介類から煮出ししたアッサリスープの店もあり、なかには豚の背脂や京野菜をふんだんに使った店もあります。

     

     量は「学生の街」ならではのボリュームがあり充二分に満足できます。テーブルには、白胡椒・黒胡椒・一味は当然ありますが、ラーメンタレやキムチや揚げニンニク、なかには胸焼け防止にお酢が置いてある店もあり、気配りが垣間見えます。

     最近の流行としては、「濃厚スープ」の店が数多く見られるようになり、麺を食べきると同時にスープも無くなっており、スープは飲む物ではなく食べる物だと時代の経過に感心しました。

     また全国各地にチェーン展開しているラーメン屋さんの数多くは、京都が「本店」である店なのです。そのなかでも歴史が古く創業半世紀を超える「新〇菜〇」は全国各地から立ち寄られる有名な店であります。

     

     ラーメン店の市内の激戦地域は、やはり数多くの大学生が生活している左京区の「一乗寺」という地域であります。この地に「麺屋龍玄」という「新〇菜〇」で30年修業し経験を重ねられ、史上最強の料理職人が独立された店が、今回私が紹介するお店です。 知る人ぞ知る、本家であり元祖である「京都ブラック」の店です。

     見た目は真っ黒で、醤油辛いと思われますが思いのほかアッサリしていてコクがあり旨味もあり、気に入っている味です。麺はブラックスープと相性の良く絡まる中太麺で、量は多く他店では大盛ぐらいの重量感があります。チャーシューは「黒いダイヤモンド」と言われる門外不出の秘伝のタレに浸けて煮込んで作られる超絶品です。

     

     それからサイドメニューの焼き飯!これも秘伝のタレを使い見た目も真っ黒です。他店では作り置きした代物を調理されますが、この店では注文を聞いてから鉄鍋に卵を割って作られ、その鉄鍋の炒め感の手際がさすが玄人であり、調理中はその光景が飽きません。

    飲食業は、コロナ禍で大打撃を受け、近年の世界情勢や経済の悪化で、原材料が高騰し、光熱費も高騰し、人件費も上がり大変苦労されている業界です。昨年と今年止むを得ず値上げをされました。この春ぐらいから観光客も戻り、人通りも多くなり商売繁盛になるよう祈るばかりです。 近くにお越しのときには是非立ち寄ってください。