ライブラリー

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「沖にウサギが走る」という言葉を聞いたことがありますか?

 

 幼いころ、父からよく聞いた言葉です。「今日は ウサギが走っているしアカンなぁ!」 海へ向かう道中、そんな時は決まって予定変更、船釣りは中止です。

 

 国道367号線で朽木村を通って303号線、27号線を経由して、県道を進むと小浜城跡あたりの河口に出ます。すると目の前に小浜湾がパッと開け、海が見えるポイントを通過します。 

 

 その一瞬、波の高さやうねりを確認するのですが、風が強い日は波の上部の水面がバシャバシャと白く跳ね、まるでウサギが走っているかのように見えます。その風波こそが「ウサギが走る」の正体です。いくら天気が良くても、沖にウサギが走っていれば船の運航にも影響し、釣りにならないような強風の目安です。

 

 さて、釣りは魚との駆け引き、緊張感、釣り上げた時の喜びや、心地よい疲労感もあり、とても楽しい遊びのひとつです。私たち家族にとっては、大切なコミュニケーションの時間でもあり、その楽しみをみんなで共有できたことが、ずっと心に残っています。

 

 父は他界していますが、85歳の母はいまだに「釣りに行きたい」と言うので、釣り堀や、レンタルボートを借りて海に連れていくことがあります。天気が悪くても、大波に揺られても、魚が釣れなくても、帰り道ではとても楽しそうに話をしています。孫に父との昔話を聞かせたり、海を眺めのんびりしたり・・・、きっと母にとってはとても贅沢な時間なのでしょう。

 

 私自身も50代になり、釣りが老後の楽しみの一つと考えるようになりました。コロナ渦の外出自粛期間を利用して、父と同じ1級小型船舶操縦士にステップアップし、大きな魚、おいしい魚を狙って少し沖合まで船を走らせています。

 

 スマホを「ポチッ」とするだけで、海のコンディションが簡単に予測できるようになった今でも、父から教わった「ウサギが走る」という言葉は、いつも海に行くと思い出します。その言葉は、家族をがっかりさせることなく、危険から守り、楽しい時間を過ごすための父の教えだったのかもしれません。

 

 私には家族との思い出がよみがえる瞬間があります。あわただしく過ぎてゆく日々、皆さんも、たまには思い出に浸る時間を作ってみてはいかがでしょう。

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「どんな色が好き?」「緑色が好き!」

 幼いころ、子ども番組でよく聞いた曲。風景画を描くのが趣味だった祖父の絵の具は、緑がすぐになくなっていたのを思い出します。そんな祖父の影響で、絵に興味をもつようになりました。もちろん観る方です。

 

 ピカソ、フェルメール、ルノワール....ここ2年、新型コロナウイルスの影響で中止になることもあった美術展、今年は関西でも多く開催されています。先日は、神戸で開催されている特別展「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」行ってきました。 

 はっと目を惹く壮大な滝の絵から始まり、まだ一部色が塗られていない未完成の絵、こんなに小さかったの!?と驚くようなサイズの絵、ルーペが必要なくらい細かく描かれた兵隊の列、閉館したら動き出していそうな鮮やかな人物画....美術展は堅苦しいイメージもありますが、描かれた背景に「どこかに出かけたい!」、「可愛い我が子を見て!」、「怠けずしっかり働くんだ!」、「勉強難しい!」....なんて、人間味溢れる作家の想いがあったと知ると、「分かるわ~」と勝手に親近感がうまれ、和みました。

 そして絵を観た後は、記念にポストカードを購入するのも楽しみのひとつです。ほとんどが人物画だった今回の特別展で惹かれたのは、結局、緑の多い風景画でした。

特別展「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」

 京都では、前から行きたかった場所を訪ねてみました。「京都府立陶板名画の庭」。美術展は開催期間が限られていますが、時期を問わず陶板画と建築を一緒に鑑賞できる場所がこんなに近くにあったなんて。写真を撮ったり、座って眺めたり、色んな楽しみ方がある中で、私も大好きな「糸杉と星の道」をゆっくり観て楽しむことができました。

京都府立陶板名画の庭

 次はどんな出会いがあるだろう、楽しみです。

 

 「どんな色が好き?」

 

 ふと気になって自分の色鉛筆を開けて見てみると、一番なくなっていたのは、「ピンク」。その次は「紫」........臨床検査技師らしいな。学生時代、たくさん描いた標本スケッチが懐かしく思い出されました。

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  • 60の手習い 京都民医連中央病院 施設課 林 孝俊

    2023年9月で定年となり、36年携わった仕事を離れました。それも病理どころか、臨床検査からも離れています。

     

    その後どうする?色々声をかけてもらったり、誘って頂きましたが、結局、病理よりもさらに裏方のお仕事となる病院施設全体の維持管理をする「施設課」で働こうと決断しました。 周囲からは「作業服が違和感!」、「キャリアがもったいない!」、「あんな大変なところに、なぜ?」とか言われてますが、毎日新鮮で緊張しながら働けてます。 

    当初は知らない単語が毎日20個くらいある、新入職員状態から始まりました。例えば:ローデンハッポウ、ヒハツデンゲン、グリストラップ、キュービクル、ホスピタルブランケット、インターロッキング… 臨床検査技師の皆さん、いくつわかりますか?

     

    体力的には、久しぶりに脚立に登ったりで、当初は毎日筋肉痛との闘いで、まるで高校1年生が運動部に入部したてのような状態でした。

    消防署の立入検査前には、全館の消防設備の事前点検のために、院内をくまなく2回歩き回った結果1.5万歩になりました。

    院内の行ったことのなかった場所(例えば、病棟の汚物室とか)にもたくさん行きました。 渡されているグランドマスターキーは、病院内すべての鍵が開けられます。(失くすと院内全鍵交換で1000万円以上)

    あとは各種メンテナンスが莫大にあります。電気、給水給湯、排水、排水中和装置、汚水、医療ガス、液化酸素、非常用発電、セキュリティシステム、消防防災…

    加えて突発的な故障への対応、マセレーター故障、自動ドア誤作動、ベットリモコン断線、エアコン異音、病室コンセント破損、漏電対応…

    外構部分の植栽管理では、全て委託すると高額なので、灌漑設備管理、立木の剪定、草刈、芝狩り、サッティング、土入、除草剤散布、球根植付などなど

    これも敷地が広いので結構大変です。

    これら動のお仕事に加えて、残念ながら、静のお仕事もたくさんあり…

    法定設備点検、消防署への届出、京都市クリーンセンターへの廃棄物報告書など

    会議用のエネルギー使用量や廃棄物量の資料作成

    「ごみの捨て方」院内周知の為におしらせの作成、定期的な「施設課News」作成

    それに加えて今の時期は、来年度予算申請があり、稟議書作成も2~30枚書かねばならず、

    金額も病理時代に比べて10~20倍になってます。

     

    ともあれ、新しい環境で緊張しながら対応に難渋する困難な場面も多くありますが、新鮮でそして楽しく働けています。

    これを書いている今日も、職員出入口に4か国語対応の「STAFF ONLY」を貼り、マセレーターが故障したので業者さんを呼び、大型ゴミで出されたステンレス棚を改造し倉庫に入れたり、化学療法室のワゴンのネジを探し取付けて、労働安全委員会のラウンドで設備棟と屋上のは非常用発電施設を案内し、医療安全委員会に出席し地震の影響を報告し、HCUの自動ドアが故障したので業者さんを呼び、夕方になりました。

    明日は大型ゴミ回収用に8tコンテナ設置しているので、朝から病棟の移動シャワーベットを積込みます。

     

    こうやって、身体が動くうちは、まだまだ頑張ります!

    写真は、剪定した立木(ウバメガシ)です。初心者の割には上手くできてると自画自賛。

     

     

  • 思うままに 湯浅宗一

     2011年3月11日金曜日14時46分18.1秒、マグニチュード9.0の東日本大震災が発生しまた。あれから12年。まさに光陰矢の如しです。思い起こせば、地震が起こった時間に京都駅に向かう市バスに乗っていました。いつもなら最終の新幹線で向かうのですが、その日に限っていつもより早く向かっていました。というのは、翌日の理事会資料に関する検討を日臨技事務所で行う予定だったからです。バスの中は静かでは誰も地震の発生の話をしていませんでした。携帯では大地震発生、大津波警報のニュースは文字で出ていましたが、その時はそれ程とは思っていませんでした。

     

     新幹線改札口は大混雑で駅員が「新幹線が止まっています。再開の見込みはありません‼」「払い戻しはこちらの窓口へ‼」と声をからしていました。この様子を見て、地震が起こると電車は大変だなと思う程度の認識しかありませんでした。現在ならスマホで映像を確認して事の重大さがいち早く理解でき、それなりの対応ができたのではないかと思います。 その日は、とにかく何とかして日臨技事務所へという思いだけで、理事会が中止になることは全く考えもしませんでした。東京在住の理事や事務所に様子を伺おうと電話をしましたが、一瞬は繋がるのですがすぐに切れてしまう状態で全く様子が分からない状態でした。新幹線が駄目なら飛行機でと考えて一時空港に向かおうと考えました。そのうち事態の重大さが少しずつ理解でき、新幹線も飛行機も無理なことが分かりました。あきらめて帰宅途中に明日の理事会中止と各理事の安否確認の連絡が届きました。私は在来線には乗っていましたので帰宅も容易でしたが、すでに新幹線、飛行機等それぞれの交通機関を利用して向かっている多くの理事は帰宅までが大変だったと後で聞きました。

     

     帰宅後TVで何度も押し寄せる津波、地震により高層ビルがしなっているのを見るとただただ自然の力の凄まじさを感じました。津波により船、家、車が流されていく様を映像が克明に映し出していました。何度見ても胸が詰まるばかりで、亡くなられた方、行方不明の方々の数が時間の経過とともに増えていくばかりでした。そのうち映像の悲惨さにTVを見るのを止めてラジオだけで情報を得るようになりましたのは神戸での震災時と同じでした。震災に遭われた方全員が一日も早く元の生活に戻れるようにと願うばかりです。

     

     その後も地震、豪雨、洪水等の自然災害が毎年発生していますが、その度に、それに備え、耐えるだけの知識と技術を身につけていることが必要であると感じるようになりました。 このようなことから、我が家では非常食など必要なものがいつでも持ち出しできるようにリュックに詰めて置いています。水や食料品など有効期限のあるものは期限内に使い、その都度補充をするようにしています。しかし、このリュックを準備したものの、持ち出すことのない日が永遠に続くことを願うばかりです。

     

     いざというときに迷うことなく動けるように、事前に、必要な知識を得てその対応方法を準備しておくことの大切さを改めて思っています。

  • ただいま半農半X生活。 白波瀬浩幸(京都大学医学部附属病院/しらはせ農園)

     半農半X(はんのうはんエックス)は、農業と何かを組みわせたライフスタイルで、僕の場合はX=臨床検査技師となる。もともと京都府綾部市出身の塩見直紀氏が1990年代後半ごろから提唱し始めたものである。(本題には関係ないが、塩見さんと京臨技の滝本寿史理事は同級生!)

     2022年3月に定年退職して、いままで兼業農家であったものをもう少し農業比率を高めていこうとしていて、自宅の裏の耕作放棄地を新たに購入、開拓して果樹栽培を始めた。

    白矢印:自宅、黄矢印:果樹栽培始めた土地

     

     耕作放棄地の開拓は、想像以上に大変で、いきなり土地を購入したことを後悔するところから始まる。「後悔先に立たず」なのである。テレビ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』のDASH村のノリで荒地を自らの手で農地に変えていく作業からはじめた。まずは草を刈り、木を伐り、木の根っこを掘って取り除き、大きい石もコツコツと集めて取り除き、壊れた小屋の残骸を片付ける。そのあとトラクターで浅く耕して、ゴロゴロ出てくる石を拾い集めて一輪車に載せて何度も敷地の端っこに運ぶ。そして再度トラクターで耕運して、また石を拾う。それから畝を立てて植える苗の区画を作る。その次は金網の防獣フェンスを張り巡らし、その上に電気柵を取り付けて、なんとなく農園の見映えとなった。荒地の開拓を始めた頃に、自宅庭から農地まで最短距離で渡れるように橋も取り付けた。

     土地を開拓して農園に

     自宅庭から農地へ渡る橋(2022年夏)

     

     コメ作りは40代からやってるけど、果樹栽培はまったくの素人。師匠はYouTube なので、うまくいくかどうかは知らんけど。植えた苗は主に葡萄で、藤稔、シナノスマイル、シャインマスカットの3品種。ラズベリーとブルーベリー、栗の木も植え、小さい家庭菜園スペースもつくる。ちなみに、葡萄は5年後に収穫できる予定で、ラズベリーやブルーベリーは3年後くらいかと期待を寄せている。一応、1年目でもわずかに実をつけたけど、食するには実に微量で微妙である。

      上段:2023年初夏、下段:2023年秋

     

     そしてコメ作りは来年から4枚の田んぼを増やすことになった。旧実家からみえる小さな谷の7枚の田んぼはすべてを作ることになり、川合運動場の下にも2枚の田んぼがあるので合計9枚。小さい田んぼが多いので、総面積は7反くらい。ちなみに1反は10アール(1000平方メートル)。田植え準備や田植え、水の管理もたいへんではあるが、あぜ道の草刈りは、そりゃもう激務以外の何ものではないのである。稲刈りまでに5クールから6クールの草刈りをやるので、お手伝いのお申し出は大歓迎(笑)。稲刈りから乾燥、籾摺りの作業は、アウトソーシングなので、秋の作業は稲刈り後に、翌年の準備となる秋起こし、つまり肥料とアルカリ性の苦土石灰をまいて田んぼを耕運する作業となる。アルカリ成分は、稲刈り後の稲わらの腐熟を促進させて土の栄養にするため。この秋の作業が美味しいコメを作るために大事なのである。

    旧実家の庭から(2023年9月)

     葡萄が販売できるようになればわずかな収益を出すこともできると期待をするのだけど、農業収支はいまのところ赤字。なんで儲からない激務の農業をやるのか。それは、自然を相手にしているとメンタルにとてもいいし、医療関係以外のひととの交流ができることや頑張った分だけ成果(=おいしいコメの収穫)として返ってくるのでやりがいがあることも農業の魅力。それから草刈りで汗をかいた後のビールが美味いことはとても大事な要素である。赤字を補填して少しは生活費も稼ぎたいので、いまの半農半X生活はとてもいい感じなのである。地方へ行くと臨床検査技師を募集しても応募者がないという悩みをきく。自然がある、ネット環境が整っている、働く職場がある、の3拍子が揃えば田舎生活も悪くないと思うんだけど、こんな暮らしはどう?

     

    半農半Xの参考サイト:

    塩見直樹氏ホームページ http://www.towanoe.sakura.ne.jp/xseed/

    幸せ経済社会研究所ホームページ https://www.ishes.org/cases/2011/cas_id000025.html

     

  • 我が家の猫たち・・・ 宇治徳洲会病院 江口 光徳

    我が家には2匹の猫がいます。まだ若めのロシアンブルーの「マユ」、もうお年寄りの雑種の「ミヤ」、どちらもメスの猫たちです。ミヤは子猫のころや若い時は走り回っていましたが最近は年をとりゆっくりとのそのそ歩くか、ゆったり寝て過ごしています。

     

    マユはまだ若く俊敏な動きで素早く動けます。マユはなかなかのハンターで、庭で遊ばせていると、時々何かとハントして私たちに見せにきます。ある日はセミがやたら近くでミンミン鳴いてるなと思ったら、セミを捕まえてきて家の中に持ち込んでいました。

    ある時はトンボ、はたまたチョウチョなど、なかなか腕の良いハンターです。バッタをハントしてきた時は家の中に連れ込み前足でペンペンしてました。

     

    また、ミヤはおとなしく抱っこさせてくれるのに、マユは抱っこされるのを非常に嫌がります。ある日そばに寄ってきてすごくスリスリしてきたので、よしよしって抱っこした途端「シャーッ」・・・!なんというツンデレだ・・・。私や妻が抱っこすると「シャーッ」となるのにたまに帰ってくる息子が抱っこするとそんなに怒りません。

     

     

    なんでやねん、いつも世話してるの私と妻やんかい・・・でも疲れて帰ってきて、スリスリ寄ってきてくれるとほっこりします。

     

    あと、マユはすごく偏食で決まった餌しか食べません。チュールのコマーシャルを見て猫たちがぺろぺろおいしそうに食べているので、これをやってみたいとチャレンジするも完全スルー・・・。ミヤにもあげてみるとなんとこちらもスルー・・・コマーシャルみたいなのをやってみたいという希望はあえなく撃沈しました。ミヤはカツオのたたきが大好物で、よく食べます。食料品の買い物に行くとカツオのたたきが必ず買い物かごに入りますが、我々の食卓には出てこず、ミヤのえさになっています。いやー贅沢やな~と思いますがミヤには大サービスです。

      

     

    うちの妻は猫のデザインや、猫マークがついてるものをついつい買ってくるので、我が家には猫グッズなどであふれています。気づくと車にも猫マークが・・・小さいほうの車には猫の足跡マーク、大きい方の車には車種名の横にちゃっかりと猫が座っています。

     

     

     

     

     

    なにはともあれ、猫たちと楽しく過ごしている我が家でした。

  • 生涯スポーツの楽しみ方 京都工場保健会 今川 昇

     みなさん、大人になってからスポーツを楽しんでいますか?

     令和元年の厚生労働省の運動習慣調査では、(関心あるが改善するつもりがない)と回答した者の割合が最も高く、男性で23.9%、女性で26.3%です。

      反対に運動習慣改善の意思について、すでに取り組んでいると回答した者の割合は、男性34.3%、女性40.5%でした。約4割の方が何かしら運動をしていることになります。しかし、コロナによって、テレワークが増え、運動不足による健康リスクが高くなっていると言われています。

      

     生涯できるスポーツを継続するには、自分の興味や好きなスポーツを選ぶことも大切です。誰でもいつでもどこでもできる、気軽にできるのがいいですよね。ランニングや山登り、市民マラソン大会の参加やトレランなどに取り組んでいる仲間も多いです。

     

    私は、15年ぐらい前から【ドラゴンボート】というスポーツにはまっています。

     

    ドラゴンボート(龍舟)は、古代中国で生まれた世界最古の手漕ぎ舟の競漕といわれています。雨乞いや水神信仰などの農耕儀礼として行なわれた伝統的な龍舟競漕が、生活のイベントからスポーツ競技へと変わったのは1976年に香港で開催された『香港国際龍舟祭』からです。この大会をきっかけに『欧州選手権大会』などが誕生し、日本でも1988年に大阪で『日本国際龍舟選手権大会』が開催され、急速にドラゴンボート人気が高まりました。2002年には兵庫県相生市で『アジア選手権大会』が開催されたほか、東京都、大阪府吹田市、和歌山県、琵琶湖(滋賀県)など、各地で大会が開かれました。スポーツ競技化されたドラゴンボートは、競技人口が世界で約1,000万人と爆発的に増加し、アメリカ、カナダ、オーストラリア、またヨーロッパやアフリカ諸国など30ヶ国以上で世界統一規格のレースが行なわれています。(日本ドラゴンボート協会から引用)

     

    【日本代表選抜に向けて】

    2023年8月タイ・パタヤで開催される世界選手権の代表セレクションに昨年の12月参加し、所属チームから私含め6名が選抜されました。選抜されてからは月1回東京での合宿に参加し、平日も時間のある時にトレーニングを重ねてきました。

    大会が近づくとアンチドーピングのe-learningを受講しインターナショナルレベルアスリートのプログラムを終了する必要があります(一部のかぜ薬や漢方薬などは、ドーピング違反になり、発覚すると今後出場できない可能性があります)。

    ※合宿期間中もJADA(日本アンチドーピング協会)のチェックがありました。

     

    【第16回ドラゴンボート世界選手権】

     

    8月7日~13日 タイ・パタヤでドラゴンボート世界選手権が開催されました。私は、シニア代表として参加してきましたので、大会の成績と感想、タイの1週間を振り返りたいと思います。

      

    大会1日目 1,000m スタンダート

    スタンダートとスモール、ボートの大きさが違うので漕ぎ手の人数も違います。

    スタンダートは20人漕ぎ、スモールは10人漕ぎ。当然、10人漕ぎの方は速度が出ない分、しんどい・・・。

    今回、唯一20人漕ぎで出場したのが1,000mでした。20人で漕ぐと意外と早く終わります。(4分8秒)

     

     

    大会3日目 2,000m スモール

    日本ではこの距離の大会がないので、世界に出ないと経験しないレースです。

    1周1,000mのコースを2周します。舟を旋回(舵の腕が重要です)させるので、旋回の終わりかけからスタートダッシュを入れます(最後のターン後は根性です)。

    日本は、10:24:526で4位入賞しました。 (オールブラックスで有名なニュージーランド(全員が超屈強な人です)に競り勝ちました)

     

    大会5日目 200m スモール 5位入賞 タイム54秒471

    短距離レースは、ハイレートで漕ぎ続ける国が多い中、日本もスタートダッシュからミドルの切り替えをうまく繋ぐことで、入賞することができました。

    大会最終日 500m スモール 4位入賞 タイム

    シニア代表がもっとも世界と戦える距離と考え、代表合宿で何度もトライした種目です。

    過去の成績や各国の選手層、日本人の得意とする中距離の対応。グランドファイナルに最も近い種目が最終日でした。

    各レースは、予選レース、敗者復活、決勝レースの流れになります。

    予選レースの1位 もしくは2位で1番早いタイムの国は、いきなり決勝にコマを進めます。

    今回、500mで初めてファステスト・ルーザー(1番速いタイムの予選敗者)になり、いきなり、グランドファイナルに進むことができました。

    これは、本当に快挙です(シニアには休憩時間が大切)。

    この時点で、日本はメダル候補ということになります(プレッシャーが・・・)。

    決勝レース みんなの期待は、メダル獲得、大会最終日にふさわしい舞台が整いました。

    Attention Go いつも通りのスタートレート(1分間に110)で漕ぎ、3番目の順位で中盤を通過、ラスト100m、隣レーンのニュージーランドが接近していることに気づくが、ラストは少しレートを上げてゴー――ル!

    掲示板には、3位 JAPANと表示 日本のテントは大盛り上がりでしたが

    すぐに掲示板消え、4位に修正されました。

    鼻差で4着。

    結果は残念でしたが、このチームで戦えたことは誇りです。世界4位 

    チームで努力すれば夢はかないます。努力って裏切らないものと再認識しました。

    今回、84名で世界にチャレンジしました。

    何事もそのステージに立たないと次が見えません。世界の舞台を経験して、わすれものを取りに行く準備、チームを思う気持ち、あと1回ぐらいはがむしゃらに頑張ってもいいかなと思っています。

     

     

     

    みなさんは、どんなスポーツしていますか?

     

  • 通勤に娘がいる生活 丹後中央病院 園田 真之

     結婚する少し前に借り上げ社宅から追い出され、新居を探さざるを得なくなり、何かアクシデントがあっても、北部の町であれば全て1時間圏内で移動できる京都府北部のど真ん中の大江町に中古物件を購入しました。

     勤務先の丹後中央病院まで50kmで約80分、往復100km…!

     最初のころは良かったのですが、少しずつ少しずつ苦痛に感じだした頃に待望の娘が生まれました。

     妻の育休が終わりに近づき、私の職場の保育所に預けるのか、妻の職場の保育所に預けるのかを比較検討し、妻職場が満2歳までだったのですが、私の職場は満3歳まで言うことで、私と娘との通勤生活が始まったわけです。

      

    娘との通勤生活一年半で大変だったことは、

    ・チャイルドシートに載せるのに30分程の格闘

    ・大きなくしゃみが聞こえたと思ったら鼻水地獄

    ・抱っこ抱っこと延々泣き続ける

    ・途中でなんか熱いなと思ったら高熱が出ていてとんぼ返り

    ・帰りがどうしても遅くなり娘の食事が遅くなる

    ・理事会の際、預け先に苦労する

    ・研修会の座長をする為、どうしても預けられないので連れて行ったら一部から批判…

    などなど、他にも色々ありますが、痛いほどに世の女性の苦労が身に沁みました。

    web研修会でも、ぐずったり、邪魔されたり、勿論食事を作りながら食べさせながらと殆ど見る暇ないくらいみっちりと対応させられます。

     

     子育て世代がもっと気軽に研修会を受講できる何かいい方法ないものですかねー。

    何か案がありましたらお気軽に京臨技へお知らせください。

     

    ただでもやっぱり、娘との通勤生活は楽しいです。

     保育所に迎えに行った際の「お父さん!」と喜んで飛びついてきてくれる姿に癒されながら、諸先輩方の今を大事に!という言葉を嚙み締めつつ、娘との通勤生活も残り約7か月の間、楽しんで行こうと思います。

     

     

     

  • とある休日の一日 京都民医連中央病院 増田 信弥

     今日は休日である。やっとの休日である。それも待ちに待った休日なのです。

     最近、歳のせいか朝早くに目が覚めることが多くなっているが、今日ばかりはものすごく早く目が覚めた。子供の頃の待ちに待った遠足の日のようだ。

     

     集合時間に拾ってもらって現地まで2時間半、あーでもないこーでもないと話しているうちにすぐに到着。装備を整え、準備万端、いざ出陣!

     

     この季節の18時はまだまだ日が高い、毎日暗い部屋でプローブを握っている人間に容赦なく溶けてしまいそうな日差しが突き刺さる。その上完全に皮膚を覆った装備なので汗が半端なく流れ落ちる。このままではイケナイ!燃料を補充しないと!!クーラーボックスから1本2本とガソリンを充填する。戦場に到着するころには身も心も臨戦状態となっていた。

     

    「じゃーそろそろはじめてくださーい」突撃の合図が下った。 よっしゃーやるぞー

    …じりじりとした日差しが照り付ける下、やはり出だしは敵もさるもので、注意深くこちらの出方を見ている様だった。こちらも色々な駆け引きを行ってはみるものの、全くと言っていいほど反応がない。まるでこちらをあざ笑うかのように深く静かに潜行しているのだろうか。長期戦になりそうだ、さらに燃料を補充し、いざの時に備える。と、その時!!

    「まだ活性が低いねー 昨日も20時くらいからボツボツきだしたから、きょうもそれくらいかなー」なんと、まだ戦いまでにかなりの時間があるではないか! もうすでにいっぱいになった燃料タンクからは膀胱をノックする音が聞こえてきているというのに…汗  

    ロング缶にしなきゃよかったなどと反省しながら、何とか仕切り直し、その時を待つ。遥か向こうに陽が沈むのが見える。戦いのライトに灯が燈された。ようやくその時が近付いてきたようだ。

     すると、急にあちらこちらでロッドがしなりはじめた、忙しくリールを巻く音が聞こえる、“始まった“と思ったその瞬間、手元に感覚があった、水深40メートルからの反応だ。一瞬で反射的に体が動く、ロッドを立て一気に引き上げる。”逃げるなよ“と思いながら慎重に、そして素早く巻き上げる。カラフルなおもりの先のエギに白いものが絡みついている。

    海面から出てきた瞬間、奴はあちらこちらに塩水をまき散らしながら、まるでこちらを狙っているかのように海水を吹き付ける。そんなことはおかまいなく、引っこ抜く様に船内まで引き上げる。記念すべき第1号の瞬間であった。ゲットだ! 生まれて初めてイカを仕留めたのである。

     

    しかし、感動に浸っている暇はない、引き揚げたらすぐに次の戦いが待っている。何度も何度もしゃくって誘ってステイして…海中との駆け引きは数時間にも及んだ。

    そして0時を回る頃、ようやく全ての戦いが終わった。

     

     家に帰りついた3時過ぎ、心地よい疲れから気分よく熟睡できたいい休日でした。

     

    えっ?!これだけのイカどうしたのって?

    フフフ… それは 沖漬け にして頂きましたぁ(^^)/

    沖漬けのたれ(酒 みりん 醤油を1:1:1~1.5。酒 みりんを煮きって、しょうゆ混ぜて1晩以上寝かせたもの)をジッパー付き食品保存袋に入れて、そこに釣れたイカをそのままぶち込んで、2.3日漬けこんでおいて出来上がり。念のため1杯ずつ冷凍しておけば長持ちするし、アニサキスちゃんも安心ですからね(教えてくれたSさんTさん ありがとうー)。

     

     ホントは塩からも作りたかったけど…真イカばかりだったからまた今度かな。

    暫くは酒の肴に困りませんといった困ったことになりそうです(笑)

     

     

     

  • 京都ブラック~ちょっと気になるとっておき~ 京都和光純薬株式会社 中村 和彦

     最近の食文化のブームによって全国各地の有名なラーメン屋さんが雑誌・TV等で紹介されております。なかでも旭川・札幌・喜多方・東京・横浜・和歌山・徳島・尾道・博多・熊本・家系といった全国各地の有名なラーメン店は度々見受けられます。

     

     京都にはそれらのような京都固有の独特な代表的な京都ラーメンというものは無く、全国各地のラーメンの特長を俗にいう京風にアレンジした店が数多くあります。

     京風と言えば薄味といった印象がありますが、実はそうではなく結構パンチの効いた店が主流です。ベースとなるタレは主に醤油ですが塩・味噌なかには白味噌や酒粕を使った店もありバラエティーに富んでいます。麺は細直麺が主流で、中麺・太麺・ちぢれ麺や卵麺と豊富であり、自家製の麺から仕込んでいる店もありそれぞれ店の工夫が感じられます。スープも鶏ガラ・鶏ガラ醤油・豚骨・豚骨醤油・豆板醤や数多くの香辛料を使ったスパイシーなものや、口から火をふくような激辛もあり、魚介類から煮出ししたアッサリスープの店もあり、なかには豚の背脂や京野菜をふんだんに使った店もあります。

     

     量は「学生の街」ならではのボリュームがあり充二分に満足できます。テーブルには、白胡椒・黒胡椒・一味は当然ありますが、ラーメンタレやキムチや揚げニンニク、なかには胸焼け防止にお酢が置いてある店もあり、気配りが垣間見えます。

     最近の流行としては、「濃厚スープ」の店が数多く見られるようになり、麺を食べきると同時にスープも無くなっており、スープは飲む物ではなく食べる物だと時代の経過に感心しました。

     また全国各地にチェーン展開しているラーメン屋さんの数多くは、京都が「本店」である店なのです。そのなかでも歴史が古く創業半世紀を超える「新〇菜〇」は全国各地から立ち寄られる有名な店であります。

     

     ラーメン店の市内の激戦地域は、やはり数多くの大学生が生活している左京区の「一乗寺」という地域であります。この地に「麺屋龍玄」という「新〇菜〇」で30年修業し経験を重ねられ、史上最強の料理職人が独立された店が、今回私が紹介するお店です。 知る人ぞ知る、本家であり元祖である「京都ブラック」の店です。

     見た目は真っ黒で、醤油辛いと思われますが思いのほかアッサリしていてコクがあり旨味もあり、気に入っている味です。麺はブラックスープと相性の良く絡まる中太麺で、量は多く他店では大盛ぐらいの重量感があります。チャーシューは「黒いダイヤモンド」と言われる門外不出の秘伝のタレに浸けて煮込んで作られる超絶品です。

     

     それからサイドメニューの焼き飯!これも秘伝のタレを使い見た目も真っ黒です。他店では作り置きした代物を調理されますが、この店では注文を聞いてから鉄鍋に卵を割って作られ、その鉄鍋の炒め感の手際がさすが玄人であり、調理中はその光景が飽きません。

    飲食業は、コロナ禍で大打撃を受け、近年の世界情勢や経済の悪化で、原材料が高騰し、光熱費も高騰し、人件費も上がり大変苦労されている業界です。昨年と今年止むを得ず値上げをされました。この春ぐらいから観光客も戻り、人通りも多くなり商売繁盛になるよう祈るばかりです。 近くにお越しのときには是非立ち寄ってください。

     

     

     

  • 話題のあのアプリ 京都第二赤十字病院 相田幸雄

     最近話題の「OpenAIによって開発された大規模な自然言語処理モデル」を使用してみました。サイトに行き無料登録を行い、いざ設定し何を調べようか?

     ユーザー登録や画面は英語ですが質問は日本語で入力すると日本語で返してくれるというわけで「京都府臨床検査技師会」と入力してみた。

     以下、原文のまま

       

    「京都府臨床検査技師会は、京都府内において臨床検査技師の資質向上や情報交換を目的とした団体です。臨床検査技師は、医療現場において検査業務を担当する専門職であり、正確で信頼性の高い検査結果を提供することが求められます。京都府臨床検査技師会では、会員相互の情報交換や講演会、研修会などを通じて、技術の向上や情報の共有を図っています。また、広く一般に向けても、臨床検査技師の役割や検査に関する情報提供などを行っています。」

     当たり障りのないことを返答されましたね。

     

     さて、「京都府」を「滋賀県」「大阪府」に変えても内容は一緒です(当然といえば当然かな)。

      

     また、この1か月近く何度か同じ質問をしていますが、応答の内容がその時々により変わることがあります(右図の様に箇条書き表現になったりします)。

     

    基本的な操作として入力できる文字数と、応答の文字数には制限があるそうで日本語で2000文字程度が目安らしいです。「続けて」とか「続き」と入力することで続きを表示してくれるらしい。

    また、うまく返してもらうには、期待される回答を得られやすく質問しなければいけません。

     

    例えば

    「西院の焼肉屋 おすすめ」に対しては

    「申し訳ありませんが、私は物理的に存在しない人工知能であり、場所に関する情報を持っていません。ただし、インターネット上で西院の焼肉屋を検索することができます。また、口コミサイトや食べログなどのレストラン情報サイトを参考にすると、おすすめのお店を見つけることができるかもしれません。」

     

    「京都、西院の焼肉屋のおすすめを検索して」に対しては以下の回答となりました。(店名は〇〇に置き換えています。)

    「了解しました。検索結果によると、京都市西院には多数の焼肉屋があるようですが、以下のお店が口コミで高く評価されているようです。

    1. 焼肉 〇〇 西院店

    2. 焼肉 〇〇 西院店

    3. 焼肉 〇〇 西院店

    4. 焼肉ダイニング 〇〇 西院店

    5. 焼肉・居酒屋 〇〇  西院店

    ご参考までに、口コミや評価、予算などを確認して、お好みに合ったお店を見つけてください。」

     どれも西院に存在しない店(店名は〇〇に置き換えています。)を紹介していました。

     

    一方で「〇月の季節の挨拶でビジネス向けの例題を3つ」「実務委員と実行委員の違いについて、言葉の意味など含め違いを述べよ」「擬人化キャラクターはどのようなものが想定される?」「「むかしむかし、あるところに」この続きになりそうな物語を考えて」などはうまく返答してくれる感じでしょうか。

    どのように使うのが効果的かという記事を最近よく見るようになりましたので、目的に応じて使い分けが必要なようです。質問に対し応答がすぐに返ってくるため便利な面もありますが、インターネット上の情報(現時点では2021年9月まで)に基づき応答しますので玉石混合で正誤が当然ある為「出てきた回答」が正しいか判断する知識が必要ですね。

     

     

  • 懸賞マニアではないんですが・・・ (株)ファルコバイオシステムズ 総合研究所 荒井 久治

     

     世の中には懸賞マニアと呼ばれる方がおられるらしい。私はマニアではありませんが、娯楽のひとつとして競馬を少々やっています。元々、Web投票と現地での投票のハイブリットで参加していました。Web投票の場合はJRAのHPからログインして馬券投票しますが、開催時期毎にキャンペーンやクイズなどがあり、そんなに手間もかからないので気軽に応募をしていました。それがまあまあ当選したのです。 

     

     

     

     当選品は、JRAのキャラクター人形、芸能人とコラボしたオリジナル商品詰合せ、名馬の台紙付きクオカードや使い道の分からない物もありますが、非売品もあるのでマニアにはたまらない物もあるかもわかりません。写真は当選通知、オリジナル景品、台紙付きの名馬のクオカードです

     

    HPからの応募だけでなく、競馬場やWINSでも抽選会が時々ありますが、ガラガラ抽選会で見事?にゲットしたのがJRAロゴ入りT-falの湯沸かし器です。(家族には一番喜ばれている景品)

    もちろん、馬券収支は大赤字ではありますが、興味が湧いた方はJRAのHPにアクセスして、ささやかな楽しみを得られてはいかがでしょうか?くれぐれもギャンブル依存症にはご注意ください。