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2024年7月23日(火)

20年間の闘い 株式会社日本医学臨床検査研究所 加藤竜美

   

自宅の近くに畑を借りて無農薬にこだわり野菜を作り続けて20年になります。

野菜作りには闘いがたくさんあります。今日はその闘いについて実際の畑で撮影した写真と共に紹介します。

 

その1 鳥獣との闘い

畑には鳥獣たちの格好の餌食がいっぱいです。

ネットをかぶせたり、音の鳴る道具をセットしたり対策は取りますが、

私がいない間に侵入し、やられてしまいます。この間も収穫しようと思ったトウモロコシをやられてしまいました。相手は不明です。鳥か獣か。噂ではアライグマが出没しているようです。完敗!

 

 

その2 ヘビ! 一撃で勝利

雑草がたんまり育つと日陰になって過ごしやすい空間ができます。

そこにヘビ(今回はマムシ)と遭遇しました。嚙まれると大変なので即座にバトル開始。

一撃で退治しました。

完勝! 

 

 

その3 石、時間との闘い

土の中には当然石が含まれます。耕すたびに石は取り除くのですが、どうしても残ってしまいます。あまりにも石が無くならないので、最近は“どうやって石はできるんだろう”と

不思議に思いながら作業をしています。

ダイコンやニンジンの天敵がこの石たちです。きれいに取り除いておかないと、根が伸びる際に邪魔になって二股、三股になってしまいます。写真は5つか6つぐらいに分かれてしまった大根です(これは土が固かったのも影響しているかもしれません)。見た目はこんなんでも味に変わりはありません。大根おろしにして美味しくいただきました。

また実が成って直ぐに収穫しないと巨大化する野菜があります。代表格がキュウリです。写真の右側が通常の大きさです。

2週間ぐらい経過してしまうとこんなんになってしまいます。さすがにこれだけ巨大化すると全然美味しくないです。土に戻して肥料にします。 

 

 

 

 番外編1 虫たち

畑には虫たちがたくさん生活しています。野菜の葉っぱや実をエサにして生きている虫、その虫をエサにしている虫。実際に畑で生活していた虫たちを集めてみました。

マイナーな虫たちばかりです。よく見ると綺麗な体をしています。

メジャーリーグへチャレンジするなら応援しようと思っています。

 

 

 

 番外編2 野菜の花たち

野菜もそれぞれ花を咲かせます。今の時期(7月)はナスビ、トマト、ピーマンなどのナス科、キュウリ、ゴーヤ、カボチャなどのウリ科の花がたくさん咲いています。彼らは虫や風の力を借りて実をつけるように日々頑張っています。

さて、この写真に普通野菜とは言わない植物の花があります。どれでしょうか。

もうお分かりですね。上の段の真ん中の花です。

この花はノゲシという雑草(日本では)の花です。道端でもよく見かけますね。外国では葉っぱを食用や薬用として使われているようです。

 

 

 

最後に 勝利のしるし

こんな風に日々畑で闘い続けています。でも無農薬でできた野菜は最高です。

あと20年は続けていこうと思います。

ある日の収穫です。多すぎて食べきれません!!