休暇の朝は、目覚めると心の葛藤がある。
「走るのか、走らないのか、、、いや走ろう!」と重い体を起こし、Tシャツと短パンに着替える。
ここ何年も、雨が降る以外の休日の朝は短パンとTシャツ姿に家族も違和感はない。
走りだすと、先ほどまでグズグズしていた気持ちはどこにいったかと思うくらい、朝の澄んだ空気は爽快で気持ちがいい。
更に、走り終えた後の気だるい疲労感が達成感へとシフトしていき、その達成感が好きでランニングを続ける事ができているのかと思う。
私自身の走るきっかけとなったのは、【京都シティハーフマラソン】(京都マラソン開催前のレース)の開催が最後になる年に、記念に走ろうと職場内で話題になった事であった。
20kmという距離など走った事がなく自分がどの程度は走れるのかもペースもわからないまま、まず自転車で二条城まで行き1周1.8kmくらいを2周走ってクタクタになった記憶がある。
クタクタになっても3周、4周と走れて、5周、6周と距離がのびていく事が嬉しくなりまた距離をのばす。その練習のおかげで【京都シティハーフマラソン】は完走! それが嬉しさを増し、フルマラソンやトレイルランニングにも挑戦し、いまはウルトラマラソン(100km)の完走ができるようになった。
私は決して運動神経が良い方ではなく、運動が無茶苦茶好きな訳でもない。
しかしランニングは、練習すれば結果は裏切らないので続けられるのだと思う。
また完走したいという精神的な部分も大きな要素だとロングを走ると特にそう思う。
8月4日(日)に、検査技師6名で嵐山耐熱リレーマラソンに挑戦した。本大会は、42.195kmを4時間10分以内にリレー方式で襷を繋いで走る大会。2019年にランニング仲間で出場した経験があり、これなら無理なく走れるのではないかと思い最近ランニングを始めたという横山理事に声をかけた。窮する返答が返ってくるかと思っていたが、「出ます」と即答。
次に、以前から走っておられる荻野監事に声をかけ、荻野監事が白波瀬顧問と日臨技副会長の竹浦氏を誘いチームを結成!チーム名は、臨床検査技師の知名度UPに貢献するため【走れ!臨床検査技師】に決定した。
レース1ヶ月前に灼熱の中、チームメンバーで実際のコースを試走した時には暑すぎて3~4周するのが精一杯。当日にかなりの不安がよぎることに、、、、、、。
そんな中、京臨技のマスコットキャラクター“はっけんくん”を使用したTシャツを作成させてもらう事になった。おかげでテンションも上がり、お揃いのTシャツを着用する事でチーム力は上がるはず!!
迎えた当日、1周1kmのコースを2周ずつ走り襷を繋いでいたが、20kmを過ぎたところで制限時間に間に合うかという瀬戸際になってきた。私は「無理なら時間切れでもいいか」と安易に考えていたが、荻野監事より「完走したい」と言われ、急遽作戦を変更し1周交代で襷を繋ぐことに。おかげで3時間46分で完走することができた。完走したいという強い思いの大切さをここでも感じた。
各々職場は違っても、臨床検査技師という共通点があればチーム力は抜群!一人で走るのもいいけれど、みんなで走るともっと楽しい。最後にとても暑い中、応援に来てくださった理事にも感謝。Tシャツ効果抜群!!