皆さんは、前に出たい派ですか?それともサポートしたい派ですか?
何のことやねん!と思われるかもしれませんが、世の中には前に出るのが好きな人とサポートしたい人の両者がいると思います。私はこれまで、「どうせやるなら!」との思いから前者側の人でした。学生時代は、演劇があれば必ず出演者を選んでいましたし、何かの委員長やクラブの部長に指名されれば必ず引き受けてきました。まぁ、いわゆる「出たがりなヤツ」ですね 笑 ですから、誰かをサポートすることから得られる本当の意味での喜びを知ることなく生きてきたのではないかと思います。
そんな私にも中学3年生の娘と小学6年生の息子がおり平日や休日は「娘のダンスの送迎」、「息子のサッカーの送迎」に明け暮れております。完全にサポーターに徹しているわけですが、「これも自分の子供だから、できるんだろうなぁ」と思っていました。
息子は現在、某サッカーチームに所属しているのですが、新しいチームのため選手の送迎からサポート、チーム運営の一部まで保護者一丸となって支えています。練習、試合会場までの送迎、飲料やアイシングの準備、試合映像の編集、イベントの企画運営などなど、その内容は多岐にわたります。このように、保護者が各々できることを全力でサポートしているため、選手・スタッフ・保護者の一体感が強く「One for all. All for one.」とはこういうことなんだなと思い知らされます。
そんな我がチームも、先日、小学生年代の集大成ともいうべき「全日本U-12サッカー選手権大会 予選」に参加いたしました。結果は惜しくも予選敗退。悔し涙を流す選手、やりきった達成感を感じる選手、次に向けて気持ちを切り替える選手など反応は様々でしたが、個人個人が目標に向かってひたむきに努力したことは選手達にとって大きな財産になったのではないかと思います。
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試合に来れないメンバーの想いを胸に戦う!
そんな成長した選手達の姿を見ていると、自然と涙が溢れてきました。「誰かを全力で支えること」の大切さや尊さを学ばせてもらえたのではないかと思います。もう若くはないですが、今後の人生を豊かにする貴重な経験をさせてもらえたと思っています。3月の卒団まで、もう残りわずかですが全力でサポートしていきます。