今年の春から娘が高校生になりました。高校には給食や学食がなく、お弁当を持っていかないといけないと知った時は、衝撃的でした。えっ!どうするの!?コンビニ?お弁当だよね・・・。

うちの家では、「お弁当=父親」という暗黙の了解が浸透しており、小中学校時代から遠足などの行事がある時には、娘から「明日お弁当いるしな~よろしく~」と。ひどい時には前日に言われて、おかずどうするねん!と買い物に走ることもありました。
とはいえ、頻度的には数カ月に1回程度。そこまで大きな負担ではなかったのですが、高校はそれが毎日・・・これからどうすればいいんだ、と思い悩んでいるうちに高校生活が始まり、当然お弁当作りの日々も始まりました。

お弁当作り3日ほど経った頃、「ん~これをあと何回作らないといけないんだ?高校生活は3年、そのうちお弁当がいる日は、土日祝日は要らないし、夏休み冬休みも除外できるよな。1年で200日くらいってことは3年でおおよそ600日、あと597回か・・・いや、もうこの3回は200日計算の誤差範囲だな・・・」とか、一人頭の中では不毛な計算をしていました。

それから少し経ったときに何かのテレビで、卒業間近の子供へのお弁当を作る姿と「今日が最後のお弁当作り」というフレーズが飛び込んできました。いつか私もこんな日がやってくるんだろうか、高校を卒業したら、娘にお弁当を作ることなんてあるかな・・・ないだろうな・・・。それからは少し考え方を変えて「娘にお弁当を作れるのは今だけだな」と思い込むようにしています。
やることは同じでも、考え方や心構え次第で気持ちが少し楽になって、明日も頑張って作ろうかなと思えるようになった今日この頃です。
