令和7年度を迎えて
令和7年度は京臨技理事について改選は無く、昨年度に引き続き同じ顔ぶれの理事で活動をしてまいります。
今年度も学術事業では研修会や講習会などの開催を多数計画いたします。府民、市民の皆様へ向けた活動として「検査と健康展」や「子宮頸がん啓発活動」なども積極的に行ってまいります。本年度より新たに救急医療検査研究班が立ち上がり、救急外来や救急医療に関連する内容の研修会等を計画していきます。その他の研究班の企画も含め多くの会員の皆様に参加いただきたいと思います。
精度管理事業では今年度も引き続き京都府医師会と連携を取った精度管理事業が計画されております。今後の精度管理事業の受験項目内容や、申し込みの仕方などについても協議してまいります。京都府内での臨床検査の精度保障のためにも各施設参加いただきたいと思います。そして、新入転入会員研修会も開催を予定しており、新しい技師の仲間たちにも京都府の技師会の活動を知っていただく機会を設けます。また、青年部会も立ち上げ若い技師を中心とした企画を考えており、多くの若い技師の皆様にも京臨技の活動に参加いただけるような技師会活動を目指します。毎年2月23日は京都医学検査学会の日と定めており、今年度は第6回目となりますが、この学会も若い技師たちを中心とした学会運営と発表の場にしていきます。
タスクシフト/シェアに関する厚生労働大臣指定講習会を本年度も継続して開催し、講習会回数も今年度中に5回行えるように考えています。臨床の場で臨床検査技師が行える行為が広がることで活躍できる技師を増やしていきたいと考えています。まだ受講されていない方がおられましたら、ぜひ受けていただきたいと思います。
今年度は「第64回日臨技近畿支部医学検査学会」を京都府主催で国立京都国際会館にて11月に行います。会員の皆様におかれましては積極的に参加いただき、ぜひ一般演題などにも発表頂ければと思います。医療DXの推進や将来的に労働人口の減少が予想されていますが、技師会としても各種事業の中でも色々と考え、共に協力しながら今後の医療や臨床検査技師の役割を皆で考えていきたいと思います。
令和7年6月 吉日
一般社団法人京都府臨床検査技師会
会長 江口 光徳